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シブヤサイ

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東京・渋谷の街には、何百もの、何千ものお店が軒を連ねており、日々たくさんの人に「食」を提供しています。

そうしたお店の中には、お客さまに対して安全で健康的なお野菜を提供したいと考えるお店も少なくありません。

しかしながら、日頃の忙しいお店の運営の中で、農家さんと知り合うきっかけを持つことは滅多にありませんし、ましてや、農場に足を運んだ経験を持っているという人はきわめて少数派という現状です。

これは無理もないことかもしれませんが、一方で「食」を自らのなりわいとしている人たちの多くが、食が生産される現場、農の現場を直接目にしたことがないという事実は、非常に残念なことともいえそうです。

でも、彼らは無関心なのではありません。ただたんに機会に恵まれていないということ、そして、その背中を押すものが少ないということに過ぎないのです。

シブヤ+ヤサイ=シブヤサイでは、東京の大きな胃袋でもあるシブヤという街の飲食店と、東京の本当に身近な地域にある農家さんたちとのリアルで直接的なつながりを作るために始まった試みです。

シブヤサイでは、毎週1回、参加するお店に、その時期にとれる旬の無農薬野菜を、農家さんから届けてもらい、お店ごとに配達しています。共同購入という形をとっているので、送料の負担を分担したり、まとめて注文することで単価を下げるなど、お店にとってもリーズナブルに、健康的で力強い無農薬野菜を取り入れることができます。

でも、シブヤサイは、単に野菜を届けるだけのしくみではありません。

ときどき「顔の見える野菜」という言葉を聞きますが、シブヤサイでの顔の見え方は半端ではありません。
シブヤサイでつながる農家さんたちは、すべて、毎月1回代々木公園けやき並木で開かれる「アースデイマーケット」に出店する農家さんたちです。ですから、望む人には、農家さんとじかに対面することができるという、そんなリアルな付き合いができるのです。

また、シブヤサイに参加する飲食店のみなさんには、農場見学のお声がけもしています。実際に畑を見たことがないというキッチンの現場の人たちにとっては、この上ないインスピレーションの機会となることでしょう。


こうしたシブヤサイの取り組みは、なにも、渋谷だけの専売特許ではないはずです。全国の飲食店の事業者組合や、商店街などが、シブヤサイのように、地域のお店のニーズをまとめて、農家さんとのリアルなつながりを作りながら、農家さんをサポートする、という仕組みが広がれば、農家さんも安心していいお野菜をつくることができ、飲食店も、またそこのお客さんも、おいしいお野菜を楽しむことができるのではないでしょうか。

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