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Mrs.アースデイのオーガニック日記

イギリス在住のミセスアースデイが
食や農に関する個人的な体験やニュースなどを
ゆる〜く更新していきます。

2010年8月8日
野菜に含まれる農薬をとりのぞく方法!

オーガニックのお野菜がいいのはわかっているけど、
やっぱりちょっと高いし、毎日それを食べる程の余裕がない。
という皆のホンネ、ありますよね〜。
オーガニックのせいでホリデ〜が削られるなんて、
いえいえそんな、
あってはイケナイ話です。

今回Mrs.アースデイが日本に里帰りしている間にお会いした、
オーガニック居酒屋我やさんの社長の前島さんがとってもいいことを教えてくれましたよ。

前島さんは飲食ビジネスだけでなく、究極の健康食の知恵でもあるマクロビの教室もやっているほどの食のプロ中のプロなのですが、そのマクロビには、
野菜の皮をむかずにまるごと使って、野菜の元気をまるごといただく!という考え方があるんです。
そんな前島さんが教えてくれたお野菜に入っている農薬の抜き方。

それは本当にカンタン!
料理をする前に、これらの農薬使用で育てられたお野菜を塩水にしばらくつけておくだけ!
たったそれだけでなんと農薬がお野菜からぬけてくれるのだそうです。
すると栄養のつまった皮を捨てずに調理ができるというわけなんです。

とはいっても、農薬を使って作られたお野菜に含まれる栄養素は、オーガニックのそれと比べるととても少ないんです。
なんでも、お野菜達が、土の中の農薬と戦うために、自分のカラダの中にある栄養素を外に出してしまうからだとか。

だから農薬を使ってできた作物は見た目はツヤツヤ、虫食いもなくキレイでも、中身は空っぽというのが本当のところ。
つまり農薬をぬいたら本当にカスカスのお野菜になってしまうんですね。

そんなわけで、結局のところオーガニックがベストではあるのですが・・・
実際なかなか難しい!
だから、こんな方法も試しながらちょこっとづつ、できるところからより安全で健康的な食を実現して行きたいですね!
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2010年3月10日
ロンドンホテリンピア2010からレポート!

今回はちょっと遠出をしてロンドンで開かれたホテリンピアというエキシビションに参加してきました。
ホテリンピアはヨーロッパ最大級のホスピタリティビジネスショーケースで、毎年世界各国から沢山の企業が参加してくる大規模国際イベントです。
なんでもここにくるとヨーロッパの食ビジネスの今が見渡せるのだとか。

2つの大きなイベントホールを貸し切った会場内は目的別にセクションにわけられており、
まず最初にMrs.アースデイが向かったのは店内ディスプレイや厨房器具などを扱うセクション。ここではやっぱり「エコロジカル」、「エコノミカル」「ヘルシー」というのは欠かせない要素のようで、セールスマン達のトークのあちらこちらにそのキーワードが聞いて取れました。

次に覗いた食品パッケージ部門では、
どの会社もリサイクル紙を使った茶色いテイクアウェイ用のトレーやカップなどを前面にをずらりと展示。
そんなエコ製品の横でちょっと目を引いたのが、東洋の伝統でもある竹素材を使った製品。
アイスのコーンの形に巻かれた竹の皮は何のためかと思ったら、何と手巻き寿司用ですって!
なんともかわいらしいその見た目。エコだし、グッドアイデア!といきたいところだけど、、、
手巻き寿司はのりで巻いてあるんだからそれ自体を持てばいい話では?
と,ちょっと思ってしまった、花より団子なMrs.アースデイでした。

そしてお待ちかね、食品部門。
これは目と舌で楽しめるおいし〜いコーナー。
Mrs.アースデイも早速試食ツアーを行って参りましたっ!
っと、食べてばかりではありませんよ。もちろんちゃんとオーガニックフードチェックもしています。
あらゆる食品を取り扱う会社が参加しているこのイベント。
今、どんな食品ビジネスが積極的な展開をしているのか、そんな様子を見ることが出来ます。
今回会場内で、意外に多く目に付いたのが、
地物を扱う地方ベースの中小ビジネスたちの存在。
ドリンク、アルコール、シリアル、製菓、チーズなどの乳製品、お茶、さらには農家さんまで、ありとあらゆるローカルビジネスが参加。
こうした企業がめきめきとこうした大きな場所に積極的に進出してきているのは興味深いこと。
彼らの扱う商品はもちろん無添加、オーガニックでヘルシー。
味も従来のコマーシャルな食品の、
「インパクトはあるけど単調な味」と比べ、
より素材の風味を引き出すように丁寧な味づくりがされていて◎な美味しさ。
まだまだ全国のスーパーに並ぶほどではないけれど、
そういった商品を求める市場の増加によって確実に成長してきている。
そんな印象。
なにより、誰でも見た事があるようなパッケージの商品を並べているブースの横で,
こうした企業が人々の注目を集めている光景は見ていてナカナカ頼もしいものでした。

昨今の景気の影響でいずれの企業にしても厳しい経営状況のなか、
エコロジーやオーガニックといった、サステナブルな価値をもった商品づくりに力を注ぐ企業の姿勢は明らかで、消費者である自分達も企業のこうした努力に応え、その流れを継続させていかなければと感じた今年のホテリンピアでした。

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2009年9月8日
ミツバチとアイスクリーム

皆さん、アイスクリーム屋さんに行って、
ガラスケースの中の色とりどりのアイスクリームを見ながら、
どれにしようかワクワクした経験はありませんか?

皆さんもご存知のアイスクリームメーカーのハーゲンダッツが今、
商品の40%、73種類ものフレーバーの存続をかけ、投資を行っている研究があります。

それはColony Collapse Disorder蜂群崩壊症候群にというミツバチに関する研究です。

ミツバチがなんでアイスクリームと関係あるの?
そう思われる方も居るかもしれません。
実はこれに関係があるのは何もアイスクリームだけではありません。
何と私達の食料の3分の1もの農業生産に欠かせない受粉のプロセスを担っているのがミツバチであり、
近年、アメリカやヨーロッパにおいてそのミツバチ達の数が急激に減少する蜂群崩壊症候群と呼ばれる現象が起きているのです。

蜂群崩壊症候群はその原因として、
気候、水質汚染、病原菌や寄生虫などが挙げられ、
はっきりとした原因が定まらない中、
最も可能性を重要視されているのが、
農作物の生産に使われる殺虫剤の成分である、
ネオニコチノイドという物質だそうです。
ネオニコチノイドは昆虫の神経回路の特定の神経経路を塞ぎ、
ありとあらゆるミツバチの生存に必要な能力に影響を与えてしまうのだそうです。

既にフランス、ドイツ、イタリア、スロベニアといった一部の欧州諸国ではその使用が禁止されているにもかかわらず、
世界一の食料生産国であるアメリカや、
またミセスアースデイの住むイギリスなどでは
未だにその使用を規制する法律が存在せず、
その禁止を求める活動が行われています。
最近ではドキュメンタリー映画なども制作され
その活動はさらに広がろうとしています。
The Vanishing of the Bees
http://www.vanishingbees.com/

このミツバチ激減現象は、
私達の将来の食料確保だけでなく、
経済においても大きなダメージとなると懸念されています。
アメリカにおいては、
既に過去3年間において83%もの食の価格の上昇が起こっており、
このままいけば150億ドルの損失が発生すると予測されており、
全く軽視できない問題となっているのです。

そしてミツバチが居なくなって、
影響を受けるのは海外だけではありません。
日本もアメリカから大量の作物を輸入しています。
その生産量が減少すれば、当然日本国内でも食べ物の値段が上がります。

No bees no crops. 蜂がいなければ作物はできない。
これはこの非常事態に対しアメリカのある農家が言った言葉です。

こんなに小さな自然界の存在が私達の飽食の時代を支えてくれているなんて。
今後もこうした存在をあたりまえのように感じ、
無視しながら生きられるほど私達は余裕のある立場ではなさそうです。
1日も早くそのバランスを維持しながら生きられる方法を見つけなければいけません。
私達もその循環の中に居るひとつの存在に過ぎないのですから。

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2009年7月27日
空っぽのスーパーマーケット!?

先日、ソイルアソシエーションのディレクター、
パトリックホードンさんの講演が地元で開かれたので早速行ってきました。

ソイルアソシエーソンは英国のオーガニックマーケットをリードする団体で、
ホードン氏は、そのディレクターというタイトルを持ちながらも、
自身はウェールズ地方で農業をしているそうです。

今回の講演の最重要テーマはFood Security。
将来、食料が不足することなく、
さらに人々がきちんとそれを得ることができるようにするにはどうしたらよいか。

今回最も強調していたのが、食料供給システムのローカル化について。
近年ずっと懸念されてきているピークオイル。
都市部に住む人は、青果市場などがお休みに入る時期になるとスーパーの棚が日々空っぽになってゆくのを見た事はないでしょうか。
もしそれが1週間以上続いたらどうなってしまうでしょう。
きっと人々はどこでどうやって食料を手に入れたらいいのか路頭に迷ってしまいます。
石油で動く輸送ルートがストップするときっと同じような現象が起こるでしょう。
ちょっと怖い感じもしますが、
そういう現象は私達の生活が何に依存しているのかよく現してくれています。

ホードン氏いわく、
こうした問題に立ち向かう為には、
政府や国際貿易機関といった大きな部分への働きかけとともに、
ローカル規模での地産地消を推進する努力が必要だとだと話してくれました。

それは例えば、
なるべく近所にある農家さんからお野菜を買ったり、
もしくは、そういう農家さんから仕入れているお店を探して買い物するようにしたり、
庭でカンタンな家庭菜園を始めてみたり、
ほんのちょっと心がけてみるだけで変わってくることかもしれません。

そして、
そうした草の根の努力がいつの日か実を結び、食料自給率ほぼ100%の立派な農園都市ができあがったら素晴らしいことですね。

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2009年6月6日
売れる!絶好調のecoビジネス

この不景気のただ中、むしろそれが追い風となって、イギリス国内で今までない程の絶好調ぶりを見せている商売があるのだとか。
さて、それは一体なんでしょう?

答えはガーデンセンターなどの野菜の種や苗、庭作りの道具などを売っている現場。
以前にも書いたイギリスのGrow Your Own家庭菜園ブーム。
節約になって、環境にも健康にもいいということで、多くの人々がいっせいに野菜を栽培し始めたというのが事の始まりのよう。

イギリス内に24店舗を構えるデビーズガーデンセンターでは野菜ガーデニング部門が既に100万ポンド、日本円で約1億5千万円以上のセールスを記録、なんとそれは昨年の売り上げと比較すると82%の伸びになるのだとか!さらにこのガーデンセンターチェーンでは過去たった2ヶ月間の間に100,000本ものトマトの苗を販売したとのこと。
なんでも野菜の種の売り上げが花の種の売り上げを追い越したのは過去にほとんど例のないことなのだとか。

このままいくと、もしかしたら隣近所中がみんなプロのガーデナーや、シェフだらけになる日がくるかもしれません。
これは食事の評判がよくないイギリスにとって100年に一度のチャンスかも(笑)

と、冗談はさておき、
こうした現象は日本と同様に、昨今の深刻な不景気や食料安全問題などを背景に起こっているわけですが、
例えば輸送コストの上昇などで食料の値段が高くなっても庭先で毎日新鮮な野菜がたっぷり採れたら家計は大助かり。家族も健康。
だから今から、少しずつ野菜作りを日常の中に織り交ぜていくのは転ばぬ先の杖。
そうしてこうしたみんなの努力が将来、食料自給率などにどの程度の影響を与えるのかちょっと期待したいところです。

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